「予防歯科」とは?〜予防歯科の本質について〜|祐天寺の歯科・歯医者なら|祐天寺 藤本デンタルクリニック

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「予防歯科」とは?〜予防歯科の本質について〜|祐天寺の歯科・歯医者なら|祐天寺 藤本デンタルクリニック

「予防歯科」とは?予防歯科の本質について解説します

こんにちは。東急東横線祐天寺駅徒歩3分にある歯科医院「祐天寺 藤本デンタルクリニック」です。

皆さんは歯医者さんに対してどんなイメージをお持ちでしょうか?

病院に通うだけでも気が重いのに、痛いイメージがある歯科医院に通うとなるとなおさら苦痛に感じる方も多いと思います。

そんな方にお勧めしたいのが、できるだけ歯科医院に通わなくて良いように「予防に力を入れる」ことです。

そこで今回は最近よく聞く「予防歯科」についてお話ししたいと思います。

1、「予防歯科」とは一体なに?

 

最近はテレビのCMなどでも「予防歯科」というワードを耳にする機会が増えました。「予防歯科」という言葉はあくまでも概念を指す言葉であり、正式な診療科名(一般歯科・矯正歯科・歯科口腔外科など)ではありません

 

「予防歯科」という言葉は、「口腔内の環境が悪くなる前に事前に病気になることを防ぐことを目的にして行う歯科治療」のことを表すためによく用いられます。そのため「歯科医院で定期的に管理をすること(定期検診・メンテナンス)」と思われている方が多いと思います。

しかし、本当にそれだけで十分でしょうか?

仮に3ヶ月に一回定期検診を含むプロフェッショナルケアを受けたとします。もちろんその直後はお口の中は清潔で良い状態になります。

しかし次の定期検診までの90日間のセルフケアが悪いと、その一回の検診だけでは大きな効果は期待できません。

 

「歯科検診に行くたびに虫歯が見つかる」といった経験はありませんか?

これはまさに「歯科検診=予防歯科」となっている方に多く見られる状況といえます。

そのため当院では「予防歯科」とは、

「毎日の自分自身のブラッシングで口腔内の環境を整えることができるようになる」

ことと定義づけしています。

2、「予防歯科」の目的は?

まず予防歯科を実践するには「歯磨き(ブラッシング)」が必要不可欠です。

ではなぜブラッシングが必要なのでしょうか。

「食べ残しを取り除くため」「虫歯・歯周病にならないため」とお答えいただく方がほとんどです。

もちろんその答えは間違いではありませんが、本当の答えは「お口の中の細菌の数を減らすため」なのです。

口の中の病気は「細菌のコントロール」「力のコントロール」がうまくいかないことで起こります。その細菌(バイ菌)を取り除く最も効果的は方法が毎日のブラッシング(歯磨き)なのです。

皆さんのお口の中に住んでいる細菌はとても小さく、通常では目には見えないことがほとんどです。しかしその細菌の多くが塊になると、皆さんがよく耳にする「プラーク(歯垢)」「歯石」としてお口の中に見え始めます。

その数、なんと1mgの中に1億匹とも言われ、これは腸内細菌に匹敵する密度で細菌が密集していることを指します。

なので歯の表面にプラークと呼ばれる細菌の塊が付着しているということは、みなさんのお口の中で丁寧にバイ菌を培養しているということになります。

バイ菌は、「暗い」「温かい」「湿度が高い」といった3つの環境が揃うと急激に増え始めます。

我々の生活に当てはめて考えると口の中や腸内が最適な環境です。特に「寝ているとき」はお口の中を磨いたり、うがいしたりすることはないため、1日の中で一番細菌の数が増えやすいということになります。

朝起きた時の口の中の不快感は、細菌が増えている証拠なのです。

3、実際にはどうしたら良いの?

まずは「歯磨きを正しく行う」ことです。 

この「正しく」が一番難しいのですが、まずはご自身の精一杯で一本一本の歯を丁寧に磨いてみてください。最初は時間がかかっても構いません。(目安は一本あたり10秒、歯の表面→裏側→側面と磨いてください)

そうすれば、歯磨きが終わった後に歯の表面や歯茎に艶が出て光を反射するようになってきます。(逆に言えば光が当たってもくすんで見えるところは磨き残しがあると言えます)

セルフケアの重要性

次に、歯ブラシ以外の「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」を使用することも大切です。

歯ブラシだけではお口の中のバイ菌の65%~70%しか除去できないと言われています。残りは歯と歯の間に残ったままです。まずは一日に一回使用する習慣をつけてください。

最後に、定期的なチェックは欠かさず受けてください。

歯磨きは、自分では磨けていると思っていても磨けていないことがほとんどです。歯の裏側や奥歯の内側など自分で見えないところは、どうしてもバイ菌が残りやすいポイントです。

そのため、数ヶ月に1度はプロの手を借りてチェック、除去しておくとより良い管理ができるようになります。

 

4、まとめ

予防歯科とは 『毎日のブラッシングで口腔内の細菌数を減らしていくこと』

数ヶ月に一回の「定期検診」は毎日のブラッシングあって初めて効果がある

歯磨きを正しく行えているかどうかの判断基準は、

『歯や歯茎の表面に艶がでて光っているかどうか』で判断できる

検診では『歯ブラシができているかのチェック』のサポートを受ける

予防歯科やお口の中に関するご相談がありましたら、お気軽に当院にお問い合わせください。

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